仕事でもプライベートでも人と初めて会う機会は多い。しかし、この機会を漠然とやり過ごし、チャンスを逃している人が多いのではないだろうか?

人の出会いはチャンスである。初対面で信頼を得ることが出来れば、ビジネス、プライベート共に有望な人脈を築くことができる。しかし、初対面でいきなり、信頼を得る、仲良くなることは難しいのも事実。出会いのチャンスを単なる知り合い、二度と会わない人にしないためには、どうすればよいのだろうか?



誰でも初対面の人には警戒するし、遠慮が働くので自分のことを開けっ広げには話さないものだ。特にビジネスの人間関係においては、プライベートなことを話題にするのはよくない、という風潮があり、なおさら初対面では自分のことをオープンに話さない。これは常識的で自然な対応である。

ここで、自分に置き換えて考えて欲しい。あなたがプライベートなことを話す相手はどんな人か?

仲の良い人だったり、信頼出来る人ではないだろうか?

これを逆に考えると、相手に自分ことを話させることができれば、それはこちらへの好意、信頼につながるのだ。

では、ただでさえ警戒している初対面の相手に自分のプライベートなことを話させるか?手っ取り早い方法はあなた自身が自己開示していくことだ。

つまり、自分から自分のことを話す。内容は出身地でも仕事のことなど当たり障りのないことでもよい。そうやって自分から心を開いていけば、相手は信頼して自分のことを開示してくれたと思い、その人間に好意を抱く。そしてお返しに自分のことも話そうか、という気になるのだ。

こうやって心理学でいう自己開示のやりとりを繰り返すうちにますます、その人物に対して好意を抱くようになるのだ。